2024年の基準地価の都道府県別の価格指数が公表されました。
これは、令和6年7月1日現在の1平方メートルあたり千円の指数です。
住宅地、宅地見込地、商業地、工業地、林地に区分されています。
福岡においては、大型再開発や旺盛な住宅需要、インバウンドの増加で地価が上昇しています。商業地の最高価格は、地下鉄天神駅近くの「天神木村家ビル」で1平方メートルあたり910万円で、前年から3.4%伸びました。
住宅地、商業地も上昇しており、いずれも県庁所在地ベースでは全国トップでした。
同地区の周辺は福岡の一等地エリアで、市の再開発促進策・天神ビックバンによるオフィスビルの建て替えが相次ぎ、2025年春頃には目玉プロジェクトである西日本鉄道のワン・フクオカ・ビルディングが開業予定です。
九州大学の箱崎キャンパス跡地の再開発は住友商事、JR九州などが先端技術を活用したスマートシティへの期待で地価が上昇しました。
工業地では、物流施設用地として需要が高く、アクセスに優れている糟屋郡が上昇しています。
北九州市においては、最高価格は小倉北区魚町1丁目であり全般的若干の上昇となっています。